「流行ってるから」それ、買う理由になる?
「サンバとニューバランス、どっちがいいですか?」
「厚底ってもう終わりですか?」
「ハイテクはまだいけますか?」
——ほんと、よく聞かれる
でも、正直それって、私には決められない
だってスニーカーって、
足の形・歩き方・ライフスタイル・服のテイスト……
あまりにも個人差が大きすぎる
だから誰かの「これが正解!」は、
自分にはまったく通用しないこともある
「なんとなく」で選ぶと、だいたいお蔵入りする
インスタや雑誌を見てると、突然みんな同じスニーカー履き出す現象あるよね
でも、それって本当に「欲しい」から選んでる?
気づいたら「履かなきゃ」「持ってないとダサいかも」になってない?
「流行ってるから買う」って、一見ファッション的な正解っぽいけど、そこに“自分の気持ち”がなければ、ただの“他人に合わせた消費”
だからこそ、トレンドものほど、自分の「好き」がないとお蔵入りコースまっしぐら
「とりあえず黒」も「なんとなく白」も、危ない
便利そうで買ったのに、なんか出番がない
——それ、あるあるすぎない?
本当に“使いやすい”って、
自分のライフスタイルやコーデとの相性で決まるもの
たとえば黒でも
・モードっぽく見せたい?
・抜け感を出したい?
・クールにまとめたい?
——この「どんな雰囲気で履きたいか」が見えてるだけで、選ぶべき黒はまるで違う
ベーシックカラー=正解ではない
白・黒・グレー。
ベーシック=万能と思われがちだけど
“なりたい自分”が決まってる人ほど、
あえてそこに色を足していくこともある
・ブルーで一気に垢抜け
・くすみピンクでフェミニン寄りにバランスを取る
それが、その人にとっての“使いやすさ”だったりする。
スニーカーは、“なんとなく”で選ぶと後悔する
- 流行にのって買ったけど、なんかしっくりこない
- 服とテイストが合わない
- 履き心地が微妙で、玄関で負ける
スニーカーって、毎日履く可能性が高いアイテムだからこそ、
見た目・機能・気分の上がり方、全部妥協しちゃダメだと思ってる
「歩けるかどうか」も、めちゃくちゃ大事
パンプスほどではないけど、スニーカーにも「合う・合わない」はある
私はニューバランスが履きやすくて好きだけど、
それだって全員にフィットするわけじゃない
ローテク系(ソール薄め)は長時間歩くと足裏が疲れやすいし、
歩きやすさ重視なら、正直「デザイン<機能性」で選ぶのが正解だったりする
一方で、抜け感やトレンド感を優先したいなら、
ちょっとくらいソールが薄くても、それでOK
大事なのは、「何を優先するか」が自分でわかってること
でも実際、「なにを基準に選べばいいかわからない!」って人も多いはず
そんなスニーカー迷子さんに向けて
“こういうのもアリかも?”なヒントを、ざっくり置いておきます
ヒントの中に、あなたの“相棒候補”が見つかりますように
スニーカー迷子さんへ。ざっくりヒント
服装のテイスト別に選ぶなら
• キレイめな服が多い人
→ レザー素材や細身フォルムのスニーカーが相性よし
• カジュアルが多い人
→ ニューバランスやナイキのボリューム系でバランス◎
使うシーンで選ぶなら
• 子どもと公園メインの人
→ クッション性&汚れに強い素材がマスト
• 週末のお出かけ用が欲しい人
→ トレンド重視で◎
• 通勤や保護者会もいけるやつ探してます
→ 白や黒ベースの“きれいめ系スニーカー”が使いやすい
迷ったときのちょっとしたコツ
・白スニーカー
→ 布よりレザー系だと大人っぽくて清潔感キープ
・カラースニーカー
→ 服の色数を少なめにするとまとまりやすい
・ローテク vs ハイテク迷子は…
→ 「重心を下げたいかどうか」で考えてみるのも◎
▶︎ハイテク系(ごつめ・厚底)
足元に重心がくるから、コーデに“抜け感”や“外し”を作りたいときに◎
→ きれいめ・シンプルな服をカジュアルダウンしたいときに便利
▶︎ローテク系(細身・軽め)
足元がすっきり見えるから、ボリュームのある服やワイドパンツと好相性
→ 全体を軽く見せたいときや、重心を上に持っていきたいときにおすすめ
大人のスニーカーは“清潔感”も命
1足を毎日履き倒すスタイル、私はあんまりおすすめしない
1週間毎日履けば、そりゃあヘタるし、汚れる
• 公園用の“ガチ汚れOKスニーカー”
• 普段用の“ちょっといいやつ”
• お出かけ用の“とっておき”
みたいに、役割分担して回したほうが絶対長持ちするし、何より見た目が保てる
「大人のスニーカー」は、ちゃんと清潔感もあるべき
「どれが流行ってるか」ではなく「どうなりたいか」で選ぶ
スニーカーは、“なんとなく”で買うとだいたい後悔する
• 服とテイストが合わない
• 履き心地が微妙
• テンションが上がらない——
でも、スニーカーって毎日履く可能性があるからこそ“気分が上がること”に、もっと貪欲でいい
答えは、いつだって「流行」じゃなくて「気分」
自分がどうなりたいか。どんな自分でいたいか
それがあるだけで、選ぶ基準がはっきりする
なくてはならない存在のスニーカーと、いい関係が続いていくように、
ちゃんと選んで、ちゃんと大事にしたい

スニーカーって、発売された瞬間あれよあれよと完売
「かわいい!」と思った矢先に、
インスタグラマーが「ここのお店、もう在庫わずかです」なんて煽ってくる
気づいたら、“自分の気持ち”を置いてけぼりにしてカートIN
——自分の“欲しい”を、置き去りにしたまま
私たちに、ゆっくり悩む時間をくれないあたり、スニーカーって本当に天邪鬼
この前も、まさにそれだった
店舗で出会ったスニーカー
履いてみたらフィット感よし、デザインも好み
そこに店員さんからの追い打ちで、
「このサイズ、ラスト1点です」
——もう禁断のワード
ここから始まるのが、脳内・天使と悪魔の高速会議
こういう時の頭の回転の速さ、もしかしたら日頃の育児で鍛えられてる説あると思う(だってスニーカーも育児も、9割方“自分の思った通りにならない”とこ、似てない?)
「買うしかないよ!これは運命だよ!」
「いや待て、冷静になれ私。家にスニーカー何足ある…?」
……で、最終的に口から出たのは、
「…ちょっと考えます」
——まさかの冷静対応。自分が一番びっくりした
結果、その判断は大正解だった
あとから街でそのスニーカー履いてる人を見かけた時に、
「あ、こういう雰囲気になるのかぁ」と超冷静に分析
想像してた感じとちょっと違ってて
“自分の今”には必要ないかもって納得できた
もちろん、逆もある
「買っとけばよかった……!」って、未練タラタラになることも山ほどある
でもね。買うにしろ買わないにしろ、
どっちの選択にも納得できるかどうかは、“日頃のイメージの積み重ね”がすべて
“残りわずか”とか“再入荷なし”とか、
こちらの冷静さを試してくるワードって、定期的に現れる
その時に判断を誤らないためには、
「自分のスタイル」がちゃんと描けているかどうか、それに尽きる
それがあれば、目の前の“ラスト1点”にも、振り回されずにいられる
そう信じて、今日も知らない人のスニーカー見て勝手に脳内会議してる私です