産後おしゃれ迷子になった私が、
“全部着る”という強制イベントを終えたあとの話——
そこでようやく見えてきたのは、
「今の自分に必要な服って、なんだろう?」という問い
今回は、そこから先
“何を選ぶか”の基準と、自分らしい買い物の話
【STEP3】「じゃあ、何を買う?」は、ここからが本番
全部着て、全部見て、今の自分とちゃんと向き合ったら——
ようやく、「何を買うか」を考えるタイミング
「似合わない」んじゃない、“アップデートのタイミング”
産後に似合わなくなったんじゃない
「今の自分をちゃんと見てくれる服」に出会ってなかっただけ
体型や生活が変わった今、昔の“似合う”とはズレて当然
でもそれは、“もう似合わない”じゃなくて、
”今の自分に似合うものをアップデートするタイミング”なだけ
全部着て気づいた、“本当の条件”
私は全部服を着て思った
- とにかく着心地が大事
- 子どもと一緒でも気を遣わず動けること
- でも、ちゃんと“自分らしさ”は感じたい
- 安さだけじゃなくて、長く大切にできる服が欲しい
全部着てみて、ようやくわかった
心の奥にしまい込んでいた“服に対する本音”
そこが見えたら、
時間がないから、「とりあえず」な服を買うことがなくなった
「これなら自信を持って着られる」と思える1枚を、
試着して、ちゃんと時間をかけて“選ぶ”ようになった
子育ての機能性と、自分らしさを兼ね備えた——
“究極の一枚”を選び抜くつもりで
自分にとっての“一軍”だけあればいい
値段より大事なのは
「これって、今の私にちゃんと必要?」
子どもと全力で遊ぶ日は動きやすさを優先したいしプチプラの方が心地いい
でもどんな日も、
「なんとなく」じゃなくて「これがいい」って思って選ぶ
高ければいい、じゃなくて——
ちゃんと自分が納得して選んだなら、
それはもう立派な“投資”だと思ってる
一軍の服が数枚あるだけで、毎日の気分は、思った以上に変わる
たった一枚のシャツが「今日もいける」と思わせてくれることもある
大事なのは、数じゃない。高見えでもない
“今の私”が、気持ちよく着られるかどうか

正直、毎日おしゃれしてられない。
……残念ながら、それが現実。現
今日も、ユニクロのスウェットで子どもの鼻水をぬぐう朝
気づけば肩には謎のカリカリ。
(鼻水かヨダレならまだマシ。たまに“何かわからないやつ”ある)
そういう服に助けられてるのも、まぎれもない事実
でも、それだけじゃ
——もう満足できなくなってきたのも本音
子どもがいても、ちゃんと“それなりにいい服”が着たい
誰かに見せたいわけでも、自慢したいわけでもない
ただ、自分が子育て中でも——
昔みたいに“頑張って買った服”を纏う瞬間が、どうしようもなく好き
カオスな毎日の中で、
ほんの一瞬でも“好き”に包まれる高揚感があるだけで、
また育児を頑張れるって思える自分が、
なんてチョロくて素直なやつなんだろうとさえ思う
それくらい、服には効力がある。
全部が全部スーパー一軍じゃなくていい。
むしろ、それだと困る時もある
でも——
「これがいい」って思える服が、少しでもあるなら
それはもう、自分を立て直すための一枚
とりあえず、“なんでもいい服”だけで生きてくのは、卒業した。
今日カオスでも、クローゼットにはちょっといいやつ、入ってるから。
……あとは肩にカリカリついてないことを祈るだけ。
そして、これは余談なんだけど。
おしゃれ迷子って、一回抜けたら終わり——ってもんじゃない。
しばらくは「いい感じ」って思えてても、
明日には「え、なんかもう全部ピンとこない」ってなるかもしれない。
でもそれって、気持ちが変わっただけ。進化中の証拠。
また迷ったら、そのときの“好き”をひとつずつ拾い直せばいい。
それくらいの軽やかさで、何度でも選び直していいと思ってる。
私もまたすぐ迷子になる予定です(予告)